PSVR2を10日以上使った感想。ダメなところが次々と明らかに

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PSVR2残念なところ

PSVR2が発売されてから毎日遊んでいるのですが、残念なところが次々と出てきました。

画質やヘッドセットの振動など素晴らしいVR体験が出来ているのですが、残念ポイントが帳消しにしています。

実際に僕が感じたPSVR2の残念ポイントを紹介します。

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スイートスポットがかなり狭い

VRヘッドマウントディスプレイにはスイートスポット(映像がよく見える目とレンズの位置・距離)があるのですが、PSVR2はこの位置がかなりシビアで、ちょっとでもズレると映像がボヤケて見えます。

次で紹介する、「ヘッドセットの装着感が悪い」と併せて、VR体験がかなり下がってしまっています。

ヘッドセットの装着感が悪い

PSVR2は、頭の周りだけで固定しているだけで、ヘッドセット部分が浮いている状態になっています。

なので、ヘッドセット部分の重さでだんだん下にズレてきて、スイートスポットが狭いこともあり、映像がボヤケてしまいます。

ヘッドセットを強く締めても、髪の毛ごと移動してしまうので、ボウズやスキンヘッドの人でないとグリップが効かずうまく固定できません。

水泳用のラバーキャップを被ると良いらしいですが、僕はジムで使っているナイロン製のスイミングキャップを使ってみたところ、そこそこ装着感がアップしました。

まだ髪の毛ごと動きますが、無いよりかは動きづらくなっているので、ラバー製のスイミングキャップでガッチリ被ったらかなりズレなさそうです。

PSVR2のヘッドセットのズレにイライラしたので、Meta Quest2の装着感を試してみたのですが、ヘッドセット部分でガッチリ顔に当たるためかなりズレにくく、ホールド感は良かったです。

ですが、顔への圧が強いので、顔の圧迫感が強いのが不快でした。

PSVR2は、開放感があるけどズレやすい。Meta Quest2は圧迫感はあるけぞズレづらい。

ヘッドセットがズレないための構造も、一長一短でなかなか難しいなと思います。

視線を動かしてみると文字がボケて見える

PSVR2は、視線の先の解像度を上げ、それ以外の部分の解像度を下げることでGPUの処理負荷を軽減しています。

最初は視線を動かしても解像度の低下を感じなかったので気にならなかったのですが、長時間プレイしていると、画面下に表示された文字を目線だけ動かしてみようとすると読みづらいことに気付きました。

スターウォーズのゲームをプレイしているときが顕著だったのですが、気になり始めてからは他のゲームでも画面下に表示されている文字がボヤケて見づらいです。

上と左右はそれほど気になりませんが、そもそも上と左右に文字が来ることがあまりないため比較しづらいですが…。

ヘッドセットのズレや、スイートスポットが狭いことも相まっているのか、画面下の文字が少しボケるのは困ります。

下の文字を読む時は、顔ごと下を向いて読むようにしていますからね。

VR酔はある

PSVR2のVR酔いはどうかと聞かれることが多いです。

PSVR2は、解像度が上がりリフレッシュレートも90Hz/120Hzになり、かなりハイスペックになりました。

その点から言うと、初代PSVR2よりはVR酔いしづらくなったと言えるのですが、結局のところVR酔いの原因はゲームのゲームデザイン次第なので、PSVR2が酔いやすい・酔いづらいとは言えません。

動きが激しく動き回るゲームは酔いますし、動きが少ないゲームは頭を動かしすぎない限りほぼ酔いませんからね。

VR歴7年の僕でも、PSVR2のHorizon Call of the Mountainで敵と戦うとき移動を多用して動き回り続けていたら酔いを感じました。

長年VRをプレイしていると酔いの兆候がわかるようになるので、それを感じた瞬間に僕はもうプレイを止めるようにしています。

VR酔いに関しては、原因と対策について別記事にまとめていますので参考にしてみてください。

プレイエリアの再設定が頻繁に起こる

プレイエリアの設定や再設定が頻繁に起こるのも面倒です。

同じ部屋の同じ場所でプレイしているのに、プレイエリア認識できず、再設定が必要になりますからね…。

PSVR2は、ヘッドセットで部屋をトラッキングしているので、PSVR2起動時にいつもと違う場所にヘッドセットを置いていると景色が変わったと判断してプレイエリアの再設定が必要になります。

PSVR2を起動する時は、PSVR2から見える景色が常に同じ状態で起動するようにしたほうが良いのはわかるのですが、そのように起動しても再設定が必要な時があるんですよね…。

「さぁこれからゲームを始めよう!」

って時に、プレイエリアの再設定を行うのは興が削がれます。

プレイエリアの再設定の頻度はもう少し減らして欲しいです。

座った時のプレイエリアが狭い

PSVR2は、「座ってプレイ」と「立って、または動き回ってプレイ」を選択できます。

僕は座ってプレイするのが基本なので「座ってプレイ」を選択するのですが、「座ってプレイ」だとプレイエリアが狭く、手をまっすぐ伸ばすと境界線が表示されてしまいます。

弓を構える動作や遠くのものを取ろうとするとどうしても手が伸びた状態になるので、その度に境界線が表示されるのはゲームの没入感を下げてしまうんですよね…。

結局、「立って、または動き回ってプレイ」を選択し、座ってプレイする方法に落ち着いていますが、上記の「プレイエリアの再設定が頻繁に起こる」で指摘したプレイエリアの再設定が悩みとなっています。

コントローラーのL1、R1がホールドしづらい

PSVR2のSenseコントローラーにも不満があります。

その最たるものが、コントローラーL1、R1ボタンがホールドしづらいことです。

L1、R1ボタンは、オブジェクトを掴む時によく使い、持ち続けるにはボタンを押し続けなければなりません。

コントローラーを普通に握ってL1、R1ボタンは押せるには押せるのですが、指から少しズレた位置にあり、ボタンが少し硬いのも相まって、押し続けることが難しいです。

なので、スターウォーズで銃を持つとき、頻繁に落としてしまいゲームフィーリングが最悪でした。

L1、R1ボタンをホールドしやすいように深くコントローラーを持つこともできるのですが、そうするとスティックやボタン操作がしづらくなります。

銃を持ったまま(L1、R1ボタンを押しながら)スティックを使って移動するというのが超絶やりづらいです。

コントローラーの設計者は、実際に自分でプレイしていないんでしょうね。

10分もプレイすればL1、R1ボタンの欠陥に気づくはずですから。

VRでオブジェクトを持ち続けるのにこんなに苦労したかな?と思い、Meta Quest2のコントローラーを持ってみたら、L1、R1ボタンの押しやすさに驚きました。

普通に持った状態で指がL1、R1ボタンにかかり、ボタンは軽く深いので、自然に握り込めばボタンのホールドはとても簡単です。

スターウォーズ同様、銃を扱うMeta Quest2版バイオハザード4も銃を持つ時はL1、R1ボタンをホールドするのですが、PSVR2で感じたストレスはまったくなかったですからね。

Meta Quest2で当たり前にできていたことが、PSVR2で出来なくてがっかりしました。

L1、R1ボタンの改修は必要だと強く思います。

コントローラーのドリフトが起こる

バイオハザードヴィレッジをプレイしているとき、コントローラーのドリフトが発生し、銃の照準が全く合わせられない状態になりました。

ゲームの再起動で直りましたが、コントローラーのトラッキングの不具合がありそうです。

コントローラーの充電が出来ているか分かりづらい

コントローラーが充電されているか分かりづらいです。

USB-Cポートの下部分がうっすら点滅している状態が充電されている状態ですが、PS5のコントローラーのように、オレンジ色になったりしないので、最初はコントローラの電源がついているのか充電されているのか分かりづらかったです。

点滅も控えめで見えづらいのですが、あまりピカピカ光ると夜とか鬱陶しいので、光の弱さは仕方ないかなと思います。

わかってしまえば問題ないのですが、最初は充電できているのか分かりづらくて困りました。

バッテリーが減るのが意外と早いので、次にプレイするとき充電できていなくて焦りましたからね。

片付けが面倒

4mのケーブルがあるので、片付けるのはかなり面倒です。

ケーブルを巻くのもそうですし、巻いたケーブルを置く場所にも気を使います。

PSVR2をそのまま机に置くと、PSVR2から出ているケーブルが机に干渉するので、断線も心配になりますからね…。

片付けのしづらさは、ハイスペックVR端末の宿命なので、しかたなく付き合っていくつもりです。

ですが、初代PSVRのケーブル地獄のこと考えると、片付けの面倒くささはかなり改善されたと思います。

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おわりに

PSVR2を10日間以上プレイしましたが、

という2点は、本当にストレスが溜まり、PSVR2の欠陥項目だと思います。

画質やヘッドセット・コントローラーの振動、アイトラッキングの制度など、良いVR体験ができているのに、上記2点が台無しにしています。

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