VRの歴史や現状を知ることができる一冊「VRビジネスの衝撃」
※本ページはプロモーションが含まれています
このブログで何度も取り上げていますが、2016年現在、バーチャルリアリティー(以下VR)が熱いです。
実際にVRを体験してきたのですが、バーチャルの世界へ入り込んだ感覚に驚きその可能性を実感してきました。
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プレイステーションVRを実際に体験してみた感想
そんなVRの歴史や現状、未来の考察が書かれた本「[t t=”VRビジネスの衝撃 「仮想世界」が巨大マネーを生む (NHK出版新書)” a=”414088486X”]」が発売され、読んでみましたので紹介します。
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VRのビジネス
まず書かれているのが2016年現在のVRを取り巻く環境や、市場、メーカーなどについてです。
中でも面白かったのが「仮想現実」という言葉が誤訳だという話です。
一般的にバーチャル(Virtual)は「仮想」と訳されますが、「仮想」とは「仮に想定すること」に対し、バーチャルは「ほとんど実質的なもの」という意味です。
この言葉の捉え方で、日本と欧米での違いが見えてきます。
欧米は、VRビジネスを「現実世界と実質的には同じ空間を人間のまわりに作り出す」ことを目指しているのに対し、日本は「キャラクターなどが存在する仮想世界を作り出す」ことに注意が向けられることが多いのです。
VRを知るには「バーチャル」という言葉について深く知る必要がありますね。
VRの歴史
本書では、VRの歴史をVRブームの火付け役となったOculus Riftを中心に紹介しています。
Oculus創業者パルマー・ラッキーのVRへの情熱とサクセス・ストーリーは読み物としても面白いです。
キーパーソンの歴史や、Facebookへの買収の話など、VRが一般の人達に知られるになるまでの過程がわかります。
VRの使われ方
現在のVRコンテンツはゲームが中心です。
しかし、VRの本領はゲームや映画などのエンターテインメントだけに留まるはずがありません。
本書で紹介されているVRの使い方として、「戦艦大和」のバーチャルな復活を目指したり、建築の設計・見学、結婚式場の下見や、式の空間を全て撮影するなどが挙げられています。
中でも、僕が一番期待しているのが「ソーシャルVR」というコンセプトです。
離れたところにいる人とのバーチャル空間でのコミュニケーションは考えただけでワクワクします。
Facebookがオキュラスを買収したのも「ソーシャルVR 」を見越してのことでしょう。
バーチャル空間でコミュニケーションというと思い出すのが「Second Life」です。
仮想世界で生活できるゲームで、一時期マスコミに大きく取り上げられましたが一瞬で消えていきました。
「仮想世界」といっても画面越しの世界でしかなかったのでいまいちでしたが、VRの技術を使えば「仮想世界」に本当に入りこんだ感覚になるので、相性がとても良いなと思います。
VR版のサービスが出たら真っ先に試してみたいです。
おわりに
VRに興味があったり、VR関係の仕事に就きたい人には必読の一冊だと思います。
VR市場はまだはじまったばかりですのでこの先が楽しみですね!