VR Chatが重くてカクつくときの対処法

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VR Chatが カクつくときの対処法

僕のPCは、

と、それなりのスペックなので、VR Chatは問題なく動くはずなのですが、カクつくなどの動作が重く、デスクトップでプレイしていても酔うレベルの処理落ちが起きていました。

タスクマネージャーで確認しても、CPUやメモリの使用率は35%で余裕があります。

原因がわからずVR ChatをプレイするときはMeta Quest3を使っていたのですが、ようやくデスクトップでカクつく原因がわかりました。

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原因は、裏でDeepl(翻訳アプリ)が動いていたのと、マウスのレポートレートが高すぎたことだと判明。

2つの要素が重なっていて、原因究明に時間がかかりました。

上記の解説に加え、VR Chatが重くてカクつくときの対処法を紹介します。

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常駐ソフトや他のアプリを終了させる

アプリや常駐ソフトが裏で動いていると、バックグラウンドでリソースを割かれ、VR Chatがカクつく原因になります。

Chromeなどのブラウザはメモリを大量に消費するので、アプリを終了させるか、開くタブを極力閉じるなどの対応をしましょう。

VR Chat以外のアプリはなるべく終了させたほうが良いです。

常駐ソフトは、リソース自体はそれほど食わないのですが、相性が悪いバイがあります。

僕の場合翻訳アプリのDeeplが良くなかったようで、Deeplを終了させるとカクつきが目に見えて改善しました。

常駐アプリは、バツボタンで閉じてもバックグラウンドで動作している場合があるので、システムトレイから閉じるか、タスクマネージャーから強制終了させましょう。
システムトレイ

Deeplに関しては、設定を変えるだけでVR Chatへの影響を抑えることができます。

Deeplを開き、左上の「三」→「設定」をクリック。
設定

左メニューの「キーボードショートカットキー」をクリックし「DeepLのアイコンを表示する」のチェックを外す。
チェックを外す

これでOKです。保存ボタンなどはないので、チェックを外した瞬間に設定が反映され、VR Chatが軽くなります。

その他の常駐ソフトがVR Chatのカクつきの原因になっている可能性があるので、他の方法で改善しない場合は一つづつ終了させて確認してみてください。

マウスのレポートレートを下げる

ゲーミングマウスなどのレポートレートが高いマウスを使っていると、マウスの動作がカクつくし、視点移動がもたつく原因になります。

僕の場合、レポートレートが1000になっているのが原因で、500まで落とすとマウスが滑らかに移動するようになり、視点移動もスムーズに移動できるようになりました。

使っているマウスのレポートレートを確認して調整してみてください。

VR Chatの設定を変える

ここからはVR Chat内で変更できる設定の紹介です。

設定は、簡易設定画面と詳細設定画面があり、詳細設定画面の方ができることが多いので詳細設定画面で変更します。

メニュー画面を開き(デスクトップならESCキー)右下の「歯車マーク」をクリック。
メニュー画面

メインメニューボタンをクリック。
詳細画面

これで下記のような詳細設定画面が表示されます。
メインメニューが表示される

これから紹介する設定は、上記画面を開いた状態からの説明となります。

アバターのカーリング

アバターの表示数は、VR Chatの処理落ち原因の一つです。

多くの人が入っているワールドはとても重くなります。

アバターの表示範囲と最大表示数を設定することで、人が多いワールドでも比較的動作を軽くすることができます。

詳細設定メニュー「アバター」をクリックし、下にスクロールして「アバターのカリング」で設定できます。
アバターのカリング

アバターを表示する距離

自分から半径何メートル以内のアバターを表示するかの設定。

1m単位で設定でき、設定するときに見づらいけど赤い枠が実際の画面に表示されるので距離を測れます。

チェックを外すとアバターが表示されなくなります。

表示するアバターの数

上記で設定した表示範囲内で最大何人のアバターを表示させるかの設定です。

少ないほど動作が軽くなります。

アバターの最適化

大量のアバターや容量が大きいアバターも、VR Chatを重くする要素の一つです。

VR Chatの遊び方にもよると思いますが、ワールドごとやシチュエーションごとにこまめに変更するとよいです。

詳細設定画面の左メニュー「アバター」をクリックし、下にスクロールして「アバターの最適化」を設定します。
アバターの設定

最適化されていないアバターのブロック

負荷の高いアバターを自動でブロックする設定です。

ブロックしない すべてのアバターを表示します
Very Poor 負荷が非常に高いアバターは非表示
Poor 負荷が高いアバターは非表示

最近は極端に思いアバターは見なくなりましたが、とりあえずPoorにしておき、見たいアバターがあったら設定を変えるようにする設定で良いでしょう。

最大ダウンロードサイズ

最大ダウンロードサイズは、アバターがVRChatにダウンロードされるときのファイルサイズの上限を指定する設定です。

これは、アバターがサーバーからプレイヤーのPCに転送される際のサイズを制御します。

この設定を小さくすることで、大きすぎるアバターをダウンロードしないように制限でき、ネットワーク帯域の節約や読み込み時間の短縮が期待できます。

最大非圧縮サイズ

最大非圧縮サイズは、ダウンロード後にアバターが展開される際のメモリ上のサイズの上限を指定する設定です。

アバターのテクスチャやモデルデータは、圧縮された状態でダウンロードされますが、表示時にはこれらのデータが解凍されて、PCのメモリにロードされます。

このロードするデータが大きいと動作が重くなる原因になります。

非圧縮サイズを制限することで、グラフィックスカードやシステムメモリにかかる負荷を軽減し、PC全体のパフォーマンスを保つことができます。

Dynamic Bone を PhysBone に変換

このオプションでは、アバターに適用されているDynamic Boneの物理演算を自動的にPhysBoneに変換します。

Dynamic Bone は旧式の物理演算システムで、一部のアバターで使用されていますが、パフォーマンスに負担をかけることがあります。

PhysBone は新しい物理演算システムで、より効率的かつ機能的です。
この設定を有効にすることで: 自動的にPhysBoneに変換され、パフォーマンスが向上し、よりスムーズなアバターの動作が実現されます。

なので、この設定はオンのままで良いでしょう。

グラフィック品質を下げる

グラフィックの品質を下げることでGPUの負荷を低減でき、動作を軽くできます。

詳細設定左メニューの「グラフィックス」→「品質のプリセット」を「中」あるいは「低」にする。
グラフィックス

上記項目の一番下にある「FPS」を「固定」にしてFPSを固定させてもよいのですが、映像がずれて表示させる「ティアリング」が発生する可能性があるので、「無制限」か「垂直同期」が無難です。

パーティクルの設定

上記グラフィック設定の下にあるパーティクル設定。
パーティクルの物理演算の品質

パーティクルは、エフェクトの一種で、火花、煙、光、雨などの視覚効果を表現するために使用されます。

高い設定にすると、よりリアルで複雑な動きが可能になりますが、その分、PCにかかる負荷が増えます。

ワールドによっては効果がある設定なので、必要に応じて変更してください。

解像度を下げる

VR Chatの解像度を下げることでGPUの負荷を下げ、カクつきを抑えることができます。

Webを検索すると、VR Chatの解像度の変え方としてShiftを押しながらVR Chatを起動するというものが多くヒットしますが、この方法では変えられなくなりました。

また、ウィンドウ表示にしてウィンドウの右下からサイズを変えることで負荷を軽減できるというような記述もありますが、表示サイズが変わるだけでGPUが出力する解像度は変わらないため、表示されているウィンドウのサイズをウィンドウの右下から変えてもGPU負荷軽減はされません。

4Kディスプレイを使っていると、自動で4K表示になります。

4K表示は2024年現在最高のGPUでも描画が厳しいので、WQHDやFHD解像度を試してみて許容できる解像度を模索してみてください。

解像度の変更はSteamアプリから行います。

VR Chatが起動していると反映されないので、VR Chatを終了させてから実行してください。

VR Chatの「歯車マーク」→「プロパティ」をクリック。
プロパティを開く

左メニューの「一般」→「上級ユーザーは起動オプションに修正を入力できます」の部分を変えます。
オプション

各オプションの意味は、
-screen-widthは横幅
-screen-heightは縦幅
-screen-fullscreen は、「0」ならウィンドウ表示、「1」ならフルスクリーン表示

です。

コピペ用に、各解像度のオプションを用意しました。ウィンドウ表示にするには最後の「1」を「0」にしてください。

4K UHD(3840×2160)

-screen-width 3840 -screen-height 2160 -screen-fullscreen 1

WQHD(2560×1440)

-screen-width 2560 -screen-height 1440 -screen-fullscreen 1

FHD(1920×1080)

-screen-width 1980 -screen-height 1080 -screen-fullscreen 1

入力したら右上のバツボタンで閉じてください。

保存ボタンなどはないので、入力したら自動で保存されます。

あとはVR Chatを起動すれば、設定した解像度で起動します。

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おわりに

かなり前からVR Chatがカクついてプレイできるものではなかったのですが、ネットの情報だとグラフィックと解像度、アバターの設定しか出てこなかったので解決しませんでした。

DeepLとマウスのレポートレートが原因だとは思わなかったので解決に時間がかかりましたが、無事解決してよかったです。

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