VRの未来を語るサミット「Japan VR Summit」で話されたVR御三家のお互いの良いところが興味深い
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2016年5月10日に品川で「Japan VR Summit」が開かれ、VR関係者が集まり様々なセッションが行われました。
参加したニュースサイトがいろいろなレポートを公開していますが、ITmediaのOculus、ソニー、HTCがお互いをほめあうというレポートが面白かったので紹介します。
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お互いをほめあう
Oculus、HTC、ソニーの担当者が登壇するセッションで、「お互いをほめあってほしい」という要望から、各担当者が他社製品をほめるという話になりました。
Oculus担当者から
Oculusが開発した「Oculus Rift」は2016年3月下旬に発売されましたが製造、発送ともに遅れていて、全ての予約者の手元に届くのは2016年8月以降という状況です。
そんな中でOculus担当者はHTC Viveがすぐに届くことをほめています。
HTCはメーカーとしての経験と実績があり、製品の安定供給しているのに対し、ベンチャーのOculusにはハードウェアの安定供給は難しいようです。
また、HTC Viveについては、VR空間を自由に歩いたり触ったりできる「ルームスケール機能」をほめています。
Oculus RiftやPSVRは基本的にイスに座ってプレイする前提で作られていて、部屋の中を歩きまわることなどは苦手です。
僕もVR ZONEでHTC Viveの「高所恐怖SHOW」というアトラクションを体験してきましたが、実際に自分の足でVR内を歩いているという感覚は没入感をより一層高めてくれるので、ルームスケールの凄さを実感しています。
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ソニー担当者から
PSVR開発は草の根的にはじまったが、OculusのおかけげVRの可能性が社内で認められ開発が進んだとのこと。
2012年にOculusが発売され、2014年にはFacebookに買収されるなど、業界の話題を作ったことが認知度を上げたのです。
また「最新版のOculus Riftは軽い。ヘッドセットを乗せたりしなくても、かぶるだけで音がでるのがすごい」とハード面も評価しています。
HTC ViveやPSVRはヘッドマウントディスプレイの上からヘッドホンをする形式なので、一体型になっているのもOculus Riftの利点ですね。
HTC担当者から
HTC担当者はPSVRのデザインと、強力なゲームスタジオがコンテンツ開発に参加するなどのエコシステムを確立していること評価しています。
ゲームハードメーカーの長年の経験がソニーの優位性なのでしょうね。
互いに市場を作る
3社とも、お互いの取り組みがあったからこそ今のVR市場が盛り上がっているという共通認識を持っているようです。
VR市場の黎明期だからこそ、がむしゃらな競争だけでなく、健全な競争をすることで市場を広げるという流れはとても良いですね。
“VR酔い”などの課題もでてきているようで、課題解決のために共同で取り組めるのも複数社あることの強みのようです。
おわりに
今まではネットやTVの中での情報しかなかったVRが、市販されたことによってより身近になりました。
まだまだ普及には価格や供給量、ハードの性能などいろいろな問題がありますが、新しい市場が拡大していく様を見るのはとても楽しいですね。
Japan VR Summit主催者の開催レポートも公開されています。全て語尾が「ました」なのが気になりますが…
関連:「Japan VR Summit 開催レポート」
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