PSVR2をPCに繋いでSteam VRのゲームをプレイする方法
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2024年8月7日(水)から、PSVR2をPCに接続してSteamでリリースされているVRゲームを遊べるようになりました!
ソニーがPSVR2のソフト拡充に消極的で、これ以上PSVR2専用VRゲームを増やせないと判断した苦肉の策でしょうね。
とはいえ、そこそこのスペックのVRヘッドマウントディスプレイであるPSVR2で、PC VRをプレイできるのは大きな進歩です!
PS5用に作られたPSVR2だけあり、PCと接続するには手間とお金がかかりますので、その手順について紹介します。
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PSVR2でSteam VRを遊ぶのに必要なもの
PSVR2本体は必須とし、他にも必要なものがあるので紹介します。(PS5は必要ありません)
ゲーミングPC
Steam VRが動くゲーミングPCが必要です。
下記内容以上のスペックが必要ですが、近年購入したゲーミングPCなら要件は満たしているハズです。
OS | Windows 10(64ビット版) Windows 11(64ビット版) |
プロセッサー | Intel Core i5 7600 AMD Ryzen 3 3100 |
RAM | 8GB以上 |
グラフィックカード | NVIDIA GeForce GTX 1650以降 NVIDIA RTXシリーズ MD Radeon RX 5500XT以降 AMD Radeon RX 6500XT以降 |
DisplayPort™ | DisplayPort 1.4 |
USB端子 | USB3.0 |
Bluetooth®*8 | Bluetooth® 4.0以降 |
PSVR2専用アダプタ
PSVR2とPCをつなぐためのアダプタ(CFI-ZVP1J)税込8,480円が必要です。
DisplayPort 1.4対応ケーブル
ゲーミングPCの要件でDisplayPort 1.4対応のグラフィックカードが必要なように、DisplayPortのケーブルも1.4に対応したケーブルを用意する必要があります。
上記アダプターについてても良い気がしますが、DisplayPortケーブルは自分で用意しなければなりません。
DisplayPortのケーブルを見ただけでは1.2か1.4か見分けられないものがほとんどなので、購入時のスペックを確認してください。
PSVR2は両目で4,000 × 2040pxの解像度で、90Hz、120Hzのリフレッシュレートに対応しています。
DisplayPortケーブルによっては、4K(3840×2160)までしか対応していなかったり、リフレッシュレートも60Hzまでしか出なかったりします。
一応接続できて映像も出るかもしれませんが、リフレッシュレートが上がらなかったり映像がぼやけている場合はケーブルを疑ったほうが良いかもしれません。
Bluetooth接続できるか確認を
左右のコントローラーは、PCとBluetooth接続するのでBluetooth対応のPCか確認してください。
PCがBluetooth接続に対応していない場合、Bluetoothアダプターを別途購入する必要があります。
ゲーミングPCには、Bluetoothに対応していないものもあるので要注意。
僕のゲーミングは対応していなかったので、下記アダプタを追加購入しました。
ちなみに、上記アダプタ1個で複数のBluetooth端末を接続できます。
PSVR2はコントローラーが左右2つありますが、アダプタ一つで両方とも接続できました。
PCアプリ
PSVR2は、PCと接続するというより、PC内のSteamアプリと連携して遊べるようになります。
なので、PCにSteamアプリを追加し、SteamアプリにVRゲームを遊ぶためのSteamVRアプリと、PSVR2と接続するためのPlayStation®VR2 App を追加する必要があります。
PSVR2とPCの接続
ダプターをWindows PCのUSB 3.0 Type-A端子(A)に接続
市販のDisplayPort™ 1.4 ケーブル(D)を、PCアダプター (B) とPCのDisplayPort™端子(C)に接続
付属のACアダプター(G)に電源コード(H)を接続します。次にPCアダプターのDC IN端子(F)に接続します。電源コードのプラグは、すべての接続が終わったあとにコンセント(I)に差し込んでください。PCアダプターを接続すると電源が入り、ステータスランプ(E)が赤色に点灯します。
PS VR2に付属のVRヘッドセット(M)をPCアダプターのUSB Type-C®端子(L)に接続したあと、VRヘッドセットの電源ボタン(J)を押し、電源をオンにします。
PCアダプターのステータスランプ(E)およびVRヘッドセットの電源ランプ(K)が白色に点灯します。
PlayStation®VR2 Appを起動します。
画面の指示に従って、初期設定を完了してください。
PCとPSVR2 Senseコントローラーをペアリングする方法
コントローラーの接続にはBluetoothを使います。
PCとPS5を交互に使う場合は、その都度コントローラーのBluetoothペアリングが必要になるのが面倒ですね・・・。
PCとのペアリングは、USBケーブルが外れた状態で行います。十分な充電も忘れずに。
PCで、タスクバーの検索窓に「blue」と入力し、「Bluetoothとその他の設定」の「開く」をクリック。
「デバイスの追加」をクリック。
下記画面が表示された状態で、コントローラー側の設定に行きます。
左右のコントローラーで、それぞれのステータスランプ(D)が点滅するまで、次のようにボタンを同時に押したままにします。
左手用のコントローラーのPSボタン(C)とクリエイトボタン(A)
右手用のコントローラーのPSボタン(C)とオプションボタン(B)
PCに戻り、「Bluetooth」をクリックしてコントローラーを接続します。
Steamで対応していないPSVR2の機能
PSVR2には独自の機能がありますが、下記機能は対応していません。
Steamでリリースされているゲームは、そもそもPSVR2に対応するつもりで作られていないので、PSVR2独自の機能を前提としたゲームになっていないからです。
HDR出力
映像を鮮やかに表示するHDR出力に対応していないので、色が多少くすむ可能性があります。
PlayStation VR2 Sense®コントローラーのハプティックフィードバック
PlayStation VR2 Sense®コントローラーは、振動によって触覚を変えるハプティックフィードバックがついていますが、Steamでは対応していません。
弓を引いたときのギリギリとした振動など、臨場感アップに繋がっていた機能が使えないのは痛いです。
PlayStation VR2 Senseコントローラーのアダプティブトリガー
PlayStation VR2 Senseコントローラーのトリガーボタンは、ゲーム内のモノによって引く強さを変えられるのですが、その機能も対応していません。
VRヘッドセットの振動
VRヘッドセットの振動も対応していません。
ヘッドセットが振動することで、爆風の衝撃とかリアルに感じることができていたので、コレが対応していないもの残念。
VRヘッドセットの視線トラッキング
視線トラッキングに対応していないので、ゲーム内の物体を注視して選択するなどのUIや、見ているところの解像度を上げて処理負荷を下げるというようなことができなくなると思われます。
VR Chatなどでもアイトラッキングは使えなさそうです。
おわりに
PCとの接続が切望されていたPSVR2が、ついにPC対応しました!
PSVR2を買ったのに遊ぶゲームがなくてお蔵入りしていましたが、これから出番が出てきそうです!