VR酔いが起こる原因と、酔わないための対策・テクニックを徹底解説

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VR酔い対策

VRヘッドマウントディスプレイを使ったメタバースやVRゲームで遊んでいると、「VR酔い」と呼ばれる気持ち悪さを感じます。

僕はPlaystation VRで家庭用VRデビューしましたが、現在に至るまでの7年間はVR酔いとの戦いだったともいえます。

Playstation VRを買ってVR体験が身近になったのに興奮し、短時間で遊びまくったせいで激しいVR酔いになりました。

VRヘッドマウントディスプレイを装着しようと思っただけでVR酔いの気持ち悪さがフラッシュバックするため、しばらくVRから離れていた時期もありましたからね…。

そんなVR酔いを乗り越えつつ7年間VRを楽しんできた僕が、VR酔いの原因と対策やテクニックについて紹介します。

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VR酔いの原因

VR酔いは、バーチャルリアリティ(VR)の使用中に起こるめまいや吐き気のことです。

これは、VR映像から入ってくる視覚的情報が、脳と内耳の感覚器官のなかで蓄えられてきた感覚経験とズレを引き起こすことが原因で起こります。

視覚と平衡感覚の不一致

VR内で歩いている時の例を見てみましょう。

人間が歩いている時、流れる景色が目に入り、三半規管は歩いている時の上下運動、前進しているという推進力を感じ、その組み合わせによって自分が何をしているのかを脳が理解します。

人間が歩いている時の脳は、

などの情報を複合的に処理し、「今歩いている」と判断します。

VRでは、人間が歩いている時に見える景色の映像が流れるだけで、三半規管への情報は何も伝えられません。

視覚から入ってくる情報は歩いていると判断できるのに、三半規管は歩く時に起こる上下運動や推進力を感じ取っておらず、今までの経験とは違う感覚の組み合わせで脳が混乱してしまうのです。

この現象によるVR酔いが起こりやすいコンテンツは、ジェットコースターなどの自分の行動主体の動きではないゲームです。

ジェットコースターでは、上に登っていく、急降下、急回転などの視覚的映像が次々と飛び込んできます。

三半規管は、視覚情報を元にどんな感覚がくるのか予想し心構えするのですが、その感覚は訪れず肩透かしになり、脳が混乱して気持ち悪くなるのです。

VR内で自分が行っている行動に、リアルで感じるはずの感覚が無い(あるいは違う)ことによる脳の混乱が、VR酔いの原因の一つです。

下記動画は、僕が始めて激しいVR酔いを感じた「スカベンジャーオデッセイ」のワンシーンです。

ロボットに乗って90度に傾いた岩に飛び移っているのですが、ジャンプする浮遊感と90度回転している視覚、90度回転しているのに3半規管は何も感じないという感覚の齟齬が最強に気持ち悪かったです。

2Dの映像で見るとそれほどでもないですが、VRで体験するとほぼ全ての人が酔うのではというぐらいの体験です。

映像の歪みによる視覚との不一致

視覚自体の違和感もVR酔いに繋がります。

VRの映像は、3D映像のように見える映像を表示させていますが、実際に表示させているのは平面のディスプレイです。

現実世界で「歩く」という動作をした時の目に入ってくる景色の流れと、VR空間内で「歩く」という動作をした時の目に入ってくる映像の流れは、完全に一致していません。

VR空間内で、経験則による「今見ている景色で歩きだしたら景色はこのように流れるはず」という感覚と、ディスプレイを通して実際に流れる映像の感覚がズレることに気持ち悪さを感じます。

それが顕著なのが、周辺視野部分です。

映像の中心部は、注視しているし映像の動きが少ないので違和感は感じにくいのですが、画面の外側、自分から見ると周辺視野部分の「グワッ」とした映像の歪みが、リアルの周辺視野で見える景色と違うため気持ち悪さに繋がっています。

映像の遅延による視覚との不一致

映像の僅かな遅延もVR酔いにつながっています。

これは、首を動かして周囲を見渡すなどの動作をした時に起こりやすいです。

リアルの世界で首を動かすと、目から入ってくる情報はすぐさま切り替わり、脳はそれが当たり前だと思っています。

しかしVR映像は、

首を動かしたことを感知

動かした速さや角度を計算

映像に反映

という手順を取るので、リアルの世界で首を動かした時の景色の変化よりわずかに遅い景色の変化となります。

そのため、首を動かしたらどのように見えるかという自分の経験則と、実際に入ってくる映像の遅さに違和感を感じ、VR酔いになってしまうのです。

VR酔い対策

僕がVRを7年間体験してきた上で、VR酔いに効果的な対策を紹介します。

酔いをわずかでも感じたらすぐに止めて休憩する

一番の対策は、「酔いをわずかでも感じたらすぐに止める」です。

プレイを始めて1分だろうが30秒だろうが、違和感を感じたらすぐに一旦止め、30分~1時間ほど間を空けてからプレイを再開してください。

なんなら、翌日まで伸ばした方が安全なのでおすすめです。

この理由は、激しいVR酔いを経験してしまうと、

という事態になり、VR体験ができなくなってしまうからです。

車や船に酔うと、車や船に乗りたくなくなるのと一緒です。

VRを初めて体験した頃は、その没入感からに興奮し、気持ち悪さの初症状が出てもついついプレイを続けてしまいます。

多少の気持ち悪さを感じていても、「まだイケる」と思ってプレイを続けてしまうんですよね…。

これは僕のことなのですが、

などと考えてプレイを続けているうちに、激しいVR酔いになってしまいました。

激しいVR酔いになってしまってからは、VRゴーグルをかけようとするだけでVR酔いの気持ち悪さがフラッシュバックし、VRゴーグルをかけていないのに気持ち悪くなっていましたからね…。

VR酔いになると、VR体験自体が負の体験になってしまうので、VR酔いをわずかでも感じたら、ゲームの途中であろうが一旦止め、30分、できれば1時間以上時間を空け、体調が万全になってから再開するのをオススメします。

VR酔いの判断は、ほんの僅かにでも酔いを感じた瞬間でOKです。

まだ大丈夫だと思っても、実際はかなり気持ち悪くなっていたりするので、VR酔いの判断基準はできるだけ下げておいたほうが安全です。

僕の過去の経験からすると、開始10秒で「ヤバいかも」というゲームもあったので、開始後すぐだとしても、「ヤバい」と感じたらプレイを止めましょう。

今までプレイしていたゲームの時間感覚ではなく、VRゲーム独自の時間感覚でゲームを止める判断をしてください。

VRゲームは1日5分!という取り決めでも、全く問題ないし恥ずかしくないので、VR酔いをせず、少しづつ慣れていくのが重要です。

VR空間の動きに徐々に慣らしていく

僕は車や船に酔いやすい体質で、VR酔いもしやすかったのですが、VR空間での動きに徐々に慣らしていくことで、VR酔いはかなり軽減されました。

VR酔いの原因は、視覚から入ってくる情報が、今までの脳の経験と違うことによるものでした。

なので、VR空間では「このように動いたらこのように景色が動く」という情報を脳に慣らせば良いのです。

慣れるまでの個人差はありますが、酔いやすい僕でもかなり長時間酔わずにプレイできるようになりましたからね。

激しいVR酔いを体験してからは、1日5分、慣れてきたら10分と、自分が酔いはじめないギリギリのラインを設定し続けることでVR酔いを克服しました。

現在では、1時間を目安に設定しています。

それに加え、VR酔いの兆候を感じたらすぐに止めるようにもしています。

体調やゲームの内容によっては1時間経たずVR酔いの兆候が現れることもあるので。

VR空間の動きに徐々になれていくのは重要なので、自分の酔う感覚を基準に焦らず慣れていってください。

高性能VRゴーグルを使う

VRゴーグルの性能も、VR酔いに関与しています。

VR映像のきめ細やかさや、首を動かしたり移動する時の映像の表示スピードは、VR酔いの軽減につながるからです。

VR酔いは、自分の動きに対する景色の変化が、リアルとVR映像で微妙な違いがあることが原因ですからね。

高性能なVRゴーグルほど、解像度(映像のきめ細やかさ)、リフレッシュレート(1秒間に表示される映像の枚数)が高くなっています。

2023年現在だと、

というスペックが高性能VR端末に分類されます。

商品でいうと下記端末です。

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ですが、VRゴーグルがいくら高性能になったとしても、結局はプレイするゲームソフトの設計がVR酔いの一番の原因になります。

高負荷で映像がカクついていたり、激しい動きが多いゲームは必然的にVR酔いの可能性が高くなってしまいますからね。

VR酔い対策がされているゲームをプレイする

様々なVRゲームが出るうえで、ゲーム側もVR酔いし辛いゲーム設計を模索しています。

先ほど紹介した「スカベンジャーオデッセイ」のように、やたら回転させるなどの激しい動きのゲームは減ってきました。

プレイヤーの移動が必要なゲームでは、通常移動だけではなく、テレポート移動を実装することで、移動時の映像の歪みによるVR酔い対策がされています。

特に、通常移動に関しては「トンネリング」を使った移動がVR酔いに効きました。

トンネリングは、移動時に画面周辺の描画を無くし、トンネルの中を通っているような映像にすることでVR酔い対策する技術です。

僕はこの技術を、Meta Quest2版バイオハザード4で初めて体験したのですが、通常移動でほぼ酔うこと無く遊べたのに驚きました。

それまでの僕は、通常移動に慣れることが出来ず、テレポート移動ばかりを使っていたのですが、トンネリングを採用したバイオハザード4で、初めて通常移動だけでゲームをクリアするまで遊ぶことが出来ましたからね。

移動によるVR酔いの一因は、移動時の周辺視野部分の描画の違和感だということが実感できました。

視野が狭くなることでゲームプレイに支障が出るかと思いましたが、中心部はしっかり見えているので特に問題なくプレイできました。

このように、開発者側もVR酔い対策は意識してくれているので、酔いづらいようにはなってきています。

酔いづらいモードを設定できる場合があるので、VRゲームをする際は、VR酔い対策できる設定があるか探してみてください。

VR酔い対策のテクニック

VR酔いは、自分の意識を変えることで対策することも出来ますので、僕が実際に使っているテクニックを紹介します。

首をなるべく動かさず視線を動かす

VR初心者の頃は、360°見渡せるVR空間に感動し、キョロキョロとあたりを見回していました。

ですが、首を振ることによる視線移動は、実際の景色移動感覚とVR映像のズレが生じてしまうため、VR酔いしやすくなってしまいます。

なので、首を動かしたり、コントローラーで上下左右の視線移動を行わず、なるべく視線移動だけで周囲確認するようになると、VR酔い対策になります。

これを意識するだけで、かなり楽になるはずです。

映像が動く行動は最小限にするよう意識してみてください。

VRゴーグルの装着感を上げる

VRゴーグルの装着がしっかりできていないと、遊んでいるうちにゴーグルがズレ、映像が見づらくなることでVR酔いの原因になってしまいます。

VRゴーグルがズレないようにすることで、正しい映像を見ることができてVR酔い対策になります。

僕の場合、Meta Quest2でそのことを実感しました。

Meta Quest2は、ゴムバンドでVRゴーグルを固定する仕組みです。

ディスプレイ部分が重すぎて、プレイしていると前方にずれて見づらかったのですが、装着感を上げるエリートストラップをつけたところ、ズレがほぼなくなり酔いづらくなりました。

酔い止めを使う

乗り物の良い止め薬も有効です。

僕も1週間ほど試しましたが、酔うまでの時間は多少伸びました。

ですが、VR酔い対策のところでも伝えましたが、少しでも酔いを感じたらすぐに止めた方が良いので、酔い止め薬をつかってまで無理してプレイする必要はないと思います。

慌てず、時間をかけてゆっくりVR空間に慣れていった方が、VR酔いを改善できますよ。

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おわりに

PSVR2が発売され、VR酔いに関する質問をもらったので、僕のVR酔いに関する知識を紹介しました。

VR酔いは、VRで遊ぶ上で常に付きまとう問題です。

しっかりとした対策と、酔いを感じたらすぐに止めるという心がけでVRを楽しんでください!

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